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こちらは 筑波大学水環境生態工学研究室(内海研究室)のページです。

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 ある日の風景を紹介しています。

乗ってきました「みらい」

2014年10月17日 17時37分 [高橋聖弥]

こんにちは。

内海研のM1高橋です。

 

私は夏休みの1ヶ月半の間JAMSTECの「みらい」に乗船させて頂き、研究補助をしながら北太平洋を横断しました。

乗船する前は初めてのことが多く(海外や研究航海など)、臆病になっていましたが、船を乗り終えた今では「絶対また乗りたい!!」と思うほど楽しかったです。

 

「みらい」は横浜で出港し、北海道の釧路に寄ったあと東進し、アメリカのダッチハーバーという港町まで行くというスケジュールです。私は釧路から乗船しました。

「みらい」はとても大きな船であまり揺れません。寝るところも4人部屋と聞き、1つの部屋に2段ベットが両側に2つある「少年の家(?)」のような狭い船室を想像していましたが、実際はリビングのようなところに4個の個室がついてる構造でした。快適でした。

最初の1週間は船のルールや実験操作の仕方など覚えることが多く、また知人がほとんどいない状態だったので辛かったです。また、採水が重なり睡眠時間をあまり取れないことも大変でした。

「そろそろ2週間くらいたっただろー」と思ってカレンダーを見たらまだ3日しか経ってないという事態も起きました。これは本当です!!()

 

それでも、ごはんは乗船されているコックさんに朝、昼、晩と作っていただき、普段コンビニ弁当が多い私にはとても健康的な生活をもたらして頂きました。夜は魚と肉のメイン料理が両方出てどっちかを食べればいいと言われていたのですが、「いやーもったいないよね」と思い毎日完食していました()。中でも特に一番美味しいなと記憶に残っているのが生姜焼きを揚げた料理です。初めて食べた料理でとても美味しかったので是非みなさん作ってみてください。食堂です。

洗濯所やお風呂場も完備されており、全体的につくばよりも生活水準は高かったです。

また、4人部屋が全員学生であったので部屋でくつろいでいるときも色々お喋りしたりして楽しかったです。

そんなこんなで無心で1-2週間を過ごしているうちに、周りの人たちともしゃべられるようになり、採水や実験操作にも慣れ、採水頻度が減り(←これが一番でかい!!)楽しくなってきました。

 

慣れてしまえばあっという間ですね。

そこからの記憶はほとんどありません()

 

それでも、日本では絶対味わえないなぁと思った経験は2つあります。

まず一つ目は水族館でしか見れないようなアシカ、クジラ、イルカを野生のものを見れたこと。特にアシカは好奇心が旺盛らしく自ら船に近づいてきました。子供だったのでとてもかわいかったです。あと、アラスカ本土にはアメリカの国鳥となっているハクトウワシも見ることが出来ました。やっぱり野生の動物は何か違うような気がしたりしなかったりしました!

二つ目は星空がとてもきれいだったことです。都心から離れると見えるらしいですが、私は天の川を初めて見ました。本当に空に川が流れているようでした。流れ星もバンバン流れていて「速くて消える前に3回言うの無理だよねー」「なら見つける前から呟いてるわー」とかアホなことをみんなで言ってました。

 

ダッチハーバーに着いてからは日本に帰るだけなのですが、これが初海外の私にはとても新鮮で楽しかったです。

やっぱりアメリカ人は、通りすがりの人に話かけたりするんですね。あと、ご飯の量がすごかったです!!ステーキなんて5×5×10 cmくらいありました。本当ですよ!!アメリカ本土編は書き出すと長くなるのでこの辺でやめておきます()。すいません、ハンバーガーの写真しかありません。。

 


最後にまとめですが、一言で言うと航海はかなりきついです。先生に「寝る時間はない。」と脅されていましたが、本当でした。しかしそれでも、きつさが覆るくらいめちゃめちゃ楽しいです
!!

なので、どなたか研究航海に出る機会があれば是非参加してみてください。絶対いい経験になると思います。
これぐらいにして終わろうと思います。これから冬が近づくので風邪には気をつけましょう!!